ジャンル・エリア : 展示 | 神社・仏閣 | 静岡 2020年08月04日
浜松市北区引佐町の井伊谷宮は1日、境内に新築した史料館兼休憩所の竣工(しゅんこう)祭と内覧展を関係者を集めて開き、一般公開も始めた。
2022年の創建150年を控えた奉祝事業で、昨年10月に着工していた。一部2階建ての建物は浜松・天竜産の高級スギ材がふんだんに使われ、1階では明治初期の境内図など史料や神社ゆかりの宗良親王の生涯を紹介する漫画などを展示。2階展望室からは神社を囲む森や池を一望できる。
また、館入り口付近には創建時にあった井戸を復元展示した。展示物の修復費を含め、総工費は約8000万円。参詣客の入館無料。
岡部和弘宮司は「史料館で地域の歴史を学んだり、知識を発掘する一助になれば。新たに設けた休憩施設では、緑の森を見ながら穏やかにお過ごしいただきたい」と話した。 (武藤康弘)