ジャンル・エリア : 展示 | 芸術 | 静岡 2020年08月11日
19世紀から20世紀にかけて活躍したチェコの芸術家、ミュシャの企画展が、静岡市駿河区の県立美術館で開かれている。9月6日まで。
250点を展示。名声を高めた大型のポスター「ジスモンダ」や、無名の時期に生活費を稼ぐために描いた雑誌の挿絵、未発表のデッサンなどが並ぶ。
日本の美術品やカトリック調の香炉などの遺品も並び、作風が確立するまでの経緯をたどることができる。ミュシャの画法に影響を受けたとされるレコードのジャケットや日本の少女漫画も展示されている。
三谷理華学芸課長は「特有の構図やきれいな線描など、ミュシャらしさを見てもらいたい」と話した。一般1400円、七十歳以上と大高生700円、中学生以下無料。
(保坂千裕)