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【三重】花火見られない夏、ハナビリウム人気 四日市市立博物館

ジャンル・エリア : イベント | 三重 | 花火  2020年08月18日

開館前のプラネタリウムに並ぶ人々=四日市市安島1で

開館前のプラネタリウムに並ぶ人々=四日市市安島1で

 四日市市安島の市立博物館プラネタリウムで上映中の、花火をテーマにした特別番組「ハナビリウム」が人気を集めている。新型コロナウイルス感染症の影響で全国各地の花火大会が中止となり、室内で“花火”を楽しもうと考える人が増えているようだ。土曜の夜限定だったが、18日からは毎日、昼間の上映も始める。 (片山さゆみ)

 「ハナビリウム」は、花火の学校に通う火薬の子どもを主人公にした物語を通じて、花火の歴史や魅力を伝える番組。ドームの全方位から5000発が打ち上がる演出もある。その日に見える星空の解説の後に番組が始まり、全部で55分間のプログラムとなっている。

 同館では6月から上映を始めたが、当初は座席が半分しか埋まらないこともあった。しかし7月中旬以降は毎回満席となり、夏休みに入ると開館前から行列ができ、座席券がすぐ売り切れるほどに。お盆期間の15日は、午前9時半の開館15分で完売した。

花火がテーマの特別番組「ハナビリウム」のチラシ=(C)丸玉屋提供

花火がテーマの特別番組「ハナビリウム」のチラシ=(C)丸玉屋提供

 同館天文係の担当者は「東海地方では上映館が少なく、県外から問い合わせもある。売り切れる時間もどんどん早くなっている」と反響に驚く。追加上映となるのは、8月末までの平日と、9月6日までの土日の午後1時5分から。土曜日は、午後6時20分からも上映している。

 感染防止のため、通常の140席から40席に制限している。マスクを着用して入館するよう呼び掛けている。観覧料は、大人550円、高校生と大学生390円、小中学生210円。幼児無料。24日は休館。