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【愛知】疫病よけ、ところ変われば リトルワールドで企画展

ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 文化  2020年08月24日

世界各地の魔よけが展示されている会場=犬山市今井成沢のリトルワールドで

世界各地の魔よけが展示されている会場=犬山市今井成沢のリトルワールドで

 新型コロナウイルスの厄をはらおうと、犬山市今井成沢の野外民族博物館リトルワールドの本館展示室で、企画展「世界の魔よけ・厄よけ」が開かれている。10月4日まで。

 疫病をはらう御利益があるといわれる妖怪「アマビエ」が会員制交流サイト(SNS)などで注目されるなか、世界各地の魔よけや厄よけも知ってもらおうと企画した。

 ガラスでできた青い目玉が災いをはねのけるとされるトルコの「ナザールボンジュ」や、疫病よけを意味する赤の生地にバラの刺しゅうを施したハンガリーのチョッキなど、7地域の53点を展示している。

 このほか、野外展示の家屋10カ所でも施されている魔よけを紹介。「魔よけスポットマップ」をスマートフォンなどでダウンロードして園内を散策できる。

 学芸員の吉村宥希さん(26)は「姿形や素材はさまざまだが、根幹にある病をはらいたいという気持ちは同じ。今の時代を乗り切るヒントにしてほしい」と話している。 (高岡涼子)