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【長野】多彩な「ペイパーピーポー」 まつもと市民芸術館、市民ら手作り130個

ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 甲信越 | 芸術  2020年08月25日

個性豊かな作品が並ぶ「ペイパーピーポー」の展示=松本市まつもと市民芸術館で

個性豊かな作品が並ぶ「ペイパーピーポー」の展示=松本市まつもと市民芸術館で

 松本市まつもと市民芸術館は、7月に新型コロナウイルスの影響で客席を減らして開催したTCアルププロジェクト「じゃり」の公演で、空席に配置した紙の観客「ペイパーピーポー」を展示している。市民ら手作りの個性豊かな130個が、来館者の注目を集めている。31日まで。

 作品は県内外から寄せられた。段ボール製で幅36センチ、高さ70センチほどで、人間だけでなく犬や猫などの動物、妖怪のアマビエ、マスクを付けた鬼など多彩。絵の具で塗ったり、毛糸や布などで飾り付けたりと工夫されている。同館の串田和美芸術監督の作品もある。「観覧に行けないが応援の気持ちを届けたい」と遠方から作品が届いたほか、出演者からも満席に見えたと好評だったという。

 展示会場にはベンチを設け、写真を撮って楽しむこともできる。同館の米沢芳子さんは「公演では観客も出演者も寂しい気持ちにならず、楽しんでもらえた。素晴らしい作品がそろったので、ぜひ見てほしい」と話している。

 入場無料。午前8時半開館で、閉館時間は日によって異なる。

 (竹内なぎ)