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【愛知】ノリタケの森ギャラリーで二つの展示始まる

ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 愛知 | 芸術  2020年08月26日

コウゾの繊維を巻いたワイヤと和紙ののれんが空間を彩る展示

コウゾの繊維を巻いたワイヤと和紙ののれんが空間を彩る展示

 名古屋市西区則武新町3のノリタケの森ギャラリーで25日、二つの展示が始まった。岐阜県各務原市の村上典子さん(58)の和紙を使ったインスタレーション(空間芸術)と、知多市の竹内豊明さん(70)、神谷由美さん(55)による陶・掛け軸の二人展。ともに30日まで。

 村上さんは、美濃和紙の美しさを生かすインスタレーションを手掛ける。展示室の天井から、色とりどりに染めたコウゾの繊維を巻き付けたらせん状のワイヤ作品23点と、長のれんのように垂らした和紙作品8点をつり下げた。

 ワイヤ作品は照明に照らされて床に渦巻き状の神秘的な影を落とし、和紙は空調の風をはらんで揺れる。壁面には和紙とコウゾの繊維などで作った植物やチョウのような形をした作品63点を掲げた。村上さんは「手すきの美濃和紙の魅力にひかれ、34年。和紙が彩る空間の美しさを感じてもらえたら」と話す。

 一方、二人展は竹内さんが手びねりの陶器100点余、神谷さんは女性を描いた日本画を掛け軸にした作品など26点を展示した。

 竹内さんのテーマは「マグマのゆくえ」。球や立方体に成形した粘土がまだ軟らかい段階で一部をバーナーで焼き、地震で生じたひび割れ、裂け目のような趣を出している。

 神谷さんの作品は、通常の掛け軸とは趣が異なる。油彩用のキャンバスに水干(すいひ)絵の具で若い女性を描き、作品周りを覆う裂地にはあでやかな着物生地を使用。現代の住宅にマッチする和モダンタペストリーに仕上がっている。(小島哲男)

ひび割れを作った陶器を出品した竹内さん(左)と和モダンタペストリーといった雰囲気の掛け軸作品を展示した神谷さん=いずれも名古屋市西区則武新町3のノリタケの森ギャラリーで

ひび割れを作った陶器を出品した竹内さん(左)と和モダンタペストリーといった雰囲気の掛け軸作品を展示した神谷さん=いずれも名古屋市西区則武新町3のノリタケの森ギャラリーで

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