ジャンル・エリア : 富山 | 果物 | 自然 | 花 2020年09月23日
4連休最終日の22日、県内の行楽地は、新型コロナウイルスの影響で近場の野外が人気を集めた。(松村裕子)
キバナコスモスまつり開催中のイオックスアローザスキー場(南砺市才川七)では、ゲレンデ7000平方メートルに植えた黄、オレンジ色のコスモスが満開になり、家族連れらが散策を楽しんだ。
砺波市の主婦(38)は「初めて来たが、きれいでかわいい。コロナで外出しにくかったので、子どもたちに広い所で伸び伸びさせたい」と話した。
スキー場によると、晴天とコロナの影響で、ゴンドラを夜間運行した21日は2500人が入場するなど、例年より人出が多い。まつりは10月11日まで。入場料は300円、小中生100円。ゴンドラは有料。
小矢部市清原の宮島観光栗園も、午前9時の開園前から約30人が並ぶ人気ぶり。5ヘクタールに9品種、900本のクリの木があるが、この時期に実が落ちる早生(わせ)品種は本数が少なく、1時間ほどでほぼ拾い尽くされた。
祖母と来た市内の会社員の女性(26)は「拾ったクリでおこわを作り敬老祝いをしたい」と話した。
コロナ対策で午前9時~正午に短縮したが、クリがなくなり正午まで待たずに終了する日が相次いでおり、山森利雄代表(65)は「普段ならうれしいが、今年は心配」と言葉を濁した。
10月に入ると、メインの中生(なかて)品種が収穫期を迎える。10月中旬まで土日のみ。入園料は中学生以上500円、4歳以上300円。持ち帰りは1キロ1000円。