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【静岡】「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」展 26日から浜松市美術館

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 芸術 | 静岡  2020年09月23日

作品展示の準備が進む会場=浜松市美術館で

作品展示の準備が進む会場=浜松市美術館で

 歌川国芳とその弟子ら、江戸時代末期から明治時代に活躍した浮世絵師の作品をそろえた展覧会「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」(中日新聞東海本社など主催)が26日から、浜松市中区の市美術館で始まる。開幕に向けた準備が進められており、22日には150点の作品の取り付け作業が始まった。

 歴史上の戦いや小説、歌舞伎を題材にした国芳の「武者絵」を中心に、技術を継承した弟子の月岡芳年らの作品が並ぶ。共通する特徴は物語性を生み出すダイナミックな構図だ。歌舞伎などの一場面を取り上げ、血しぶきが飛ぶような残酷なシーンを克明に描写した「血みどろ絵」と呼ばれる作品も目を引く。

 担当学芸員の増井敦子さん(53)は「細かな部分に職人技がたくさんある。特徴的な構図とともに楽しんでほしい」と呼び掛けた。 (酒井大二郎)