ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 岐阜 | 温泉 2020年09月25日
可児市大森の日帰り温泉施設「天然温泉 三峰」が、10月でオープン15周年を迎える。温泉だけでなく、おいしい食事やスタッフ手作りのイベントでも地元に愛されてきた。26日~11月3日は感謝祭を開き、多彩なおもてなしで利用者を迎える。 (織田龍穂)
三峰は2005年10月20日、市内初の天然温泉としてオープン。トンネル工事を中心に手掛ける横山工業(同市大森)で会長を務めた故横山貞夫さんが「地域住民が交流できる癒やしの場にしたい」という思いから整備した。
落ち着いた和の風情が漂う旅館のような建物は、来館者から「祖父母の家に遊びに来たような懐かしさを感じる」と好評。中庭や露天風呂から見える庭は年2、3回、庭師が手入れをし、四季折々の花や植物の景色を楽しめる。スタッフが自分たちで考えた多彩なイベントも強みで、年間30万人が訪れる人気施設となっている。
ただ今年は新型コロナウイルスの影響で利用者が減少。15周年感謝祭も開催可否を検討したが、毎年楽しみにしている人もいることから、感染対策を徹底し規模を縮小して実施することにした。
感謝祭中は館内の食事処で、松茸(まつたけ)御膳や飛騨牛すき焼き、マグロ大トロ三色丼などの限定メニューを提供。食べられる期間はそれぞれ異なる。週末は日曜を中心に地元団体がステージ出演。津軽三味線や太鼓、フラダンスなどを披露する。
このほか、大型テレビや最新ゲーム機などが当たる宝くじ企画や来場者への記念タオル配布、玄関や中庭を美しく彩るキャンドルナイトの企画などもある。
柴田薫支配人(51)は「コロナによる臨時休業からの再開後、お客さまから『ありがとう、頑張ってね』と言ってもらえたのは本当にうれしかった。安全第一でお迎えできる体制にしているので、安心して来てもらえれば」と話した。(問)三峰=0574(64)0126