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【三重】まるで蓮鉢、中身はプリン 専修寺の「茶所 蓮心庵」

ジャンル・エリア : グルメ | 三重 | 神社・仏閣  2020年09月29日

23日から販売を始めた蓮鉢を模した容器入りのプリン=クリエイト寿づか提供

23日から販売を始めた蓮鉢を模した容器入りのプリン=クリエイト寿づか提供

 津市一身田町の真宗高田派本山専修寺にある「茶所 蓮心庵(あん)」が、昨年から境内に置かれている「蓮鉢(はすばち)」を模した容器に入ったプリンを開発した。

 蓮鉢は、津市の陶芸家川喜田半泥子が開いた「広永窯」が、昨年3月に高田本山へ2個献納した。高さ約1メートルで胴部に「高田山」と書かれている。現在は国宝の御影堂の前にある。

 プリンは、神戸市の有名菓子店と共同で開発し、23日から販売を始めた。28日までに160個を売り上げた。蓮心庵を運営する「クリエイト寿(す)づか」の水谷臣吾飲食事業部長(39)は「想定以上の売り上げ」と喜ぶ。

 カスタード(税別430円)と抹茶(税別450円)の2種類があり、容器を返すと100円を返金する。水谷部長は「字や釉薬(ゆうやく)の感じを本物に近づけるのに苦労した。見た目も味も満足いただけると思う」と話す。営業は午前10時~午後3時。 (上井啓太郎)