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【長野】摘果リンゴのシードル新発売 マツザワが「特区」活用、飯田に醸造所

ジャンル・エリア : グルメ | 果物 | 特産 | 甲信越  2020年10月06日

摘果リンゴを使った「アッポシードル」をPRする宮島さん

摘果リンゴを使った「アッポシードル」をPRする宮島さん

 土産品製造販売の「マツザワ」(高森町)が、飯田市の「南信州飯田果実酒特区」を活用した初のシードル醸造所を、同市中心市街地の「りんご並木」内に設けた。栽培過程で間引く「摘果リンゴ」を混ぜた新商品「APPO CIDRE(アッポシードル)」を開発し、5日から販売を始めた。 (寺岡葵)

 市の特区は、地域活性化のためにさまざまな規制を緩和できる国の「構造改革特別区域計画」を活用したもので、2017年12月に認定された。市内で生産された原材料の使用を条件に、酒税法で規定される果実酒の最低製造数量基準が6000リットルから2000リットルに緩和されることから、市は小規模事業者の参入を促し、新たな特産品としてシードルの認知度向上を狙う。

 マツザワが生産する土産品は従来、菓子を中心としていたが、南信州でシードルへの関心が高まっているのを受け、新事業に取り組むことにした。同社の店舗の倉庫として活用していたスペースを、醸造所に改装。今年7月末に果実酒製造免許を取得した。

 「アッポシードル」は、同市龍江の農家から仕入れた「サンふじ」をベースに、同社が菓子製造に活用していた摘果リンゴも50%配合した。シードルに利用する例は珍しく、摘果リンゴの渋味が加わり、スッキリとした酸味と深みが感じられるという。

りんご並木内に設立されたシードル醸造所=いずれも飯田市で

りんご並木内に設立されたシードル醸造所=いずれも飯田市で

 マツザワ店舗統括部リーダーの宮島洋平さん(41)は「油の多い肉料理との相性が良い。食中酒として、飯田名物の焼き肉などと楽しんで」と薦め、「リニア中央新幹線開業に向けて県外にも発信し、シードルの街として盛り上げていきたい」と意気込んだ。

 330ミリリットル(税込み970円)と500ミリリットル(同1380円)の2種。市内の「みつばつつじりんご並木店」のほか、松本市の「ポムジェ」、長野市の「信州くらうど」でも販売する。(問)マツザワ=0265(35)3911

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