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【滋賀】駅弁の老舗・井筒屋、本社に店舗、駅前にカレー専門店も

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 近畿  2020年10月07日

名物弁当「湖北のおはなし」を手に「キッチン井筒屋」をアピールする宮川社長=米原市の井筒屋本社で

名物弁当「湖北のおはなし」を手に「キッチン井筒屋」をアピールする宮川社長=米原市の井筒屋本社で

 新型コロナウイルス禍を受け、駅弁製造販売の老舗「井筒屋」(米原市)が地域密着型の事業展開を矢継ぎ早に強化している。駅弁や立ち食いそば・うどんを手軽に楽しんでもらおうと、JR米原駅近くにある本社の一角に8月21日、「キッチン井筒屋」を開業。9月30日には同駅西口の旧店舗を刷新してカレーの専門店をオープンし、住民や駅利用者の人気を集めている。(相馬敬)

 六代目社長の宮川亜古さん(58)によると、JRの乗降客数の減少に伴って同社の売り上げも落ち込み、3~9月は前年比で8割減に。在来線ホームで人気だった立ち食いそば店も6月末、閉店を余儀なくされた。

 「そこで原点に戻り、ある物を活用してできることを従業員と一緒に考えた」と宮川社長。駅構内でなくても手軽に名物弁当の「湖北のおはなし」や、そば・うどんを楽しめる場所を提供することを決めた。

 従業員の休憩室を購入品を食べられる場所に変え、JR長浜駅前で同社がかつて営業していた洋食店の店名、いすとテーブルを再利用した。駅弁のショーケース、のぼり旗、配達用のラッピングカーもあつらえた。加えて「プチ・ミュージアム」と名付け、駅弁の立ち売りが着たはっぴや古い資料を近くに展示した。

店の前で自慢のビーフカレーをアピールする岡川さん=米原市のJR米原駅西口で

店の前で自慢のビーフカレーをアピールする岡川さん=米原市のJR米原駅西口で

 口コミなどを通じ、すでにじわじわと人気を集めており、9月の4連休には1日に約70人が訪れる盛況ぶりだったという。

 宮川社長が打った次の一手が、カレー店の開業だった。旧西口店舗は駅弁や麺類と一緒に数量限定でカレーを提供していたが、旧彦根プリンスホテルの洋食シェフとして活躍していた従業員の腕前をさらに生かすべく、ビーフカレーを前面に出した「IZUTSUYA カレーのお店」として再出発することにした。

 「飽きのこない、また食べたくなる味」と評する宮川社長。担当者の岡川賢二さん(52)は「ホテル時代の味よりもさっぱりさせて辛みを強調した、大人向けの味です」と胸を張る。

 「湖北のおはなし」は1200円。かけそば・うどんは350円。ビーフカレーは850円。いずれも税込み価格。(問)井筒屋=0749(52)0006

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