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【長野】マツタケ収穫が最盛期迎える 高遠・竹松旅館に届く

ジャンル・エリア : グルメ | 甲信越  2020年10月14日

竹松旅館が仕入れたマツタケ。長さ30センチほどの大物も=伊那市高遠町の同旅館で

竹松旅館が仕入れたマツタケ。長さ30センチほどの大物も=伊那市高遠町の同旅館で

 上伊那地域で秋の味覚を代表するマツタケの収穫が最盛期を迎えた。マツタケ料理で知られる伊那市高遠町の竹松旅館に、続々と届けられている。

 同旅館は毎秋、地域の山でマツタケを採る複数の知人から仕入れているが、今年は2週間ほど遅かった。大小さまざまなマツタケを袋に入れて持ち込んできた男性によると、夏場の高温少雨の影響で成長が遅れ、収量も例年より少ない。

 館内の廊下には市場のようにマツタケが並び、食欲をかき立てる香りを漂わせている。大きさや形で使い分け、すき焼きや土瓶蒸し、網焼きのほか、さっと湯がいた刺し身やにぎりずしなども提供する。袋に入れて湯船に浮かべる「マツタケ風呂」も同館の名物だ。

 女将の竹松志げ子さん(73)は「今月初旬まではマツタケがなかなか入ってこなくて、予約を断っていたので、ひと安心。独特の風味を生かした料理をぜひ召し上がっていただきたい」と話した。マツタケ料理は11月初旬まで楽しめそう。