ジャンル・エリア : 自然 | 花 | 近畿 2020年10月23日
近江八幡市小田町の農地で、コスモスの花が見頃を迎えている。今月末ごろまでは楽しめそう。
6月中旬ごろに小麦を収穫した農地計1万2000平方メートルで、農家や自治会、各種団体でつくる「小田町の農地と環境を守る会」が、今年初めて栽培した。
耕作者から「小麦の後の転作が大変。放棄地にするより有効に使って」と依頼を受け、8月1日にコスモスの種をまいた。
花が咲く一帯を散策できるよう、迷路状の通路を設け、入り口と出口が分かる看板も設置している。守る会の太田正一会長(70)は「初めてのことやから、よその地域のようにうまいことできていないけどね」と謙遜するが、白や紫、薄紫の花が秋風にゆらゆらと揺れ、静かな農村を美しく彩っている。
11月中旬には、来年の祭りのたいまつ用に、菜種を植え付ける予定。(松瀬晴行)