ジャンル・エリア : 山 | 福井 | 紅葉 | 自然 2020年10月27日
景色が水面に鏡のように映り込む大野市の刈込池(標高1、100メートル)で、紅葉が見頃を迎えている。26日は、奥にそびえる三ノ峰の冠雪と池周囲の紅葉が映え、登山者らの目を和ませた。
市によると、池の周囲にはケヤキやモミジ、ブナミズナラなど広葉樹が多く、20日ごろから赤や黄色の世界が広がり始めた。今年は訪れた人たちが「冠雪もあり、紅葉の色付きも良く、ここ数年で1番」と絶賛する景色。
この日も早朝から多くの人が訪れたが、三ノ峰を覆う雲や水面を波立たせる風があり待機。風がやみ、雲が晴れると「ようやく来た」とスマートフォンやカメラで絶景を切り取っていた。
入れたてのコーヒーを味わいながら景色を楽しんだ福井市志津が丘三の夫妻は「今年は紅葉が良く、景色を眺めながらのコーヒーはプチぜいたく」と話した。市によると、見ごろのピークは11月1日頃までで、同月上旬いっぱいは楽しめる。 (山内道朗)