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【石川】長寿大仏 癒やしの光 穴水 1日から初のライトアップ

ジャンル・エリア : 石川 | 神社・仏閣  2020年10月30日

試験的にライトアップされた大仏や参道=20日、穴水町乙ケ崎の真和園で

試験的にライトアップされた大仏や参道=20日、穴水町乙ケ崎の真和園で

 紅葉の時季に合わせて、穴水町乙ケ崎に安置されている能登長寿大仏のライトアップが、11月1日から始まる。町が新たな観光名所としてPRに力を入れており、初めての試み。15日までの期間中、午後5~8時に実施され、土日祝日には出店も並ぶ。 (森本尚平)

 試験点灯された20日夜、ライトに照らされた大仏が優しくほほ笑んだ。ちょうず舎から大仏近くへ延びる約80メートルの参道にも発光ダイオード(LED)ライトが取り付けられ、幻想的な雰囲気を醸し出した。参道沿いには、ハスの形を模したライトも置かれ、紫や赤など5色の明かりに変化。脇に並ぶモミジの木も明かりで照らされ、これからの時季は紅葉のライトアップも同時に楽しめる。

 大仏の座高は8.4メートルで、富山県高岡市の高岡大仏をしのぐ高さ。町は新たな名所として観光客を誘致しようと、ライトアップを初めて実施する。土日祝には、大仏近くにある「そば処(どころ) 大仏庵(あん)」の営業時間が午前11時~午後7時に延長され、期間中はかけそばとおろしそばを500円で提供する。正午~午後7時は地元飲食店による出店も並ぶ。

 11月1日午後4時から点灯式が催され、健康長寿や新型コロナウイルスの早期終息を祈願する大仏法要が営まれる。まんじゅうの配布のほか、地元の子どもたちによるダンスチーム「A―Kids」が式を盛り上げる。

 町観光交流課の中島一成さんは「コロナ禍のなか、心落ち着かせる場所として大仏にお参りしてほしい。地元の方にもこれを機に身近に感じてもらえれば」と話している。