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【岐阜】秋を彩る紅葉と共演 高山各所で見頃

ジャンル・エリア : イルミネーション | 岐阜 | | 紅葉 | 自然  2020年11月05日

夜の闇に浮かび上がる紅葉と合掌家屋=高山市上岡本町1の飛騨の里で

夜の闇に浮かび上がる紅葉と合掌家屋=高山市上岡本町1の飛騨の里で

 高山市内各所で紅葉が見頃を迎えている。同市と郡上市を結ぶ飛騨美濃せせらぎ街道では、カエデやブナなどの葉が鮮やかに色づき、週末は観光客らで大賑わい。高山市上岡本町1の野外博物館「飛騨の里」では、紅葉の夜間ライトアップが人気を呼んでいる。

 飛騨の里では土日曜と祝日の夜、赤や青、緑など5色のライト約70基が古民家を照らしている。入り口近くの広場では、赤や橙(だいだい)色に輝くカエデと、県指定重要文化財の合掌家屋「旧西岡家」の共演が幻想的な光景をつくり出す。

 西倉憲司館長(70)によると、今年は10月末ごろから木々が色づき始めた。「今がピーク。いろんな樹種があるので、紅葉の期間も長い」と話す。11月中旬まで楽しめそうだ。

 ライトアップは15日までで、点灯時間は午後5時半~8時半。来館者には無料でシイタケ茶を振る舞っている。

大倉滝を彩る色とりどりの紅葉=高山市清見町坂下で(5秒間露光)

大倉滝を彩る色とりどりの紅葉=高山市清見町坂下で(5秒間露光)

 せせらぎ街道沿いの景勝地「大倉滝」(同市清見町坂下)では、トチノキやカツラ、サワグルミなどが見頃を迎えた。1日は、落差約30メートルの滝と紅葉を写真に収めようと、多くの観光客が訪れた。観光客の一人(45)=同市西之一色町=は「赤、黄、緑といろんな色の樹木があってきれい。滝も近くで見られて迫力があった」と笑顔を見せた。

 地元のひだ清見観光協会によると、同街道の標高の高い地点では紅葉のピークが過ぎつつあるが、低い所では今週末まで楽しめる。 (横田浩熙)