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【愛知】アマゾンに生息するエイ「ポルすけ」「ポル子」「ポル江」 竹島水族館で展示

ジャンル・エリア : 愛知 | 水族館  2020年11月11日

手前からポル江、ポルすけ、ポル子

手前からポル江、ポルすけ、ポル子

 蒲郡市の竹島水族館で、アシカとカピバラ以外では珍しく「名前」の付いた生き物が登場した。ブラジルに生息するエイの一種、ダイヤモンド・ポルカドットスティングレイの「ポルすけ」「ポル子」「ポル江」。7月に別の水族館から移籍してきた飼育員の松井若奈さん(33)が「それぞれ、お客さんにより見てもらえるように」と命名した。(木下大資)

 ダイヤモンド・ポルカドットスティングレイはアマゾン川の支流の一部だけにすむ淡水魚。黒地に白い点状の模様があり、平べったい体をヒラヒラさせながら泳ぎ回る。

 飼育中の3匹はまだ子どもで、成長すると体長60センチくらいになる。ポルすけは雄、ポル子とポル江は雌。「色も動きもかわいい。ゆくゆくは繁殖させたい」と松井さん。

 竹島水族館は各飼育員の担当生物が決まっているほか、割り振られた予算の範囲内で新たな生き物の購入を決められる「お小遣い制」を採っている。

 松井さんは以前勤務していた静岡県沼津市のあわしまマリンパークではアシカやペンギン担当だった。休みの日に各地の水族館を訪れる際は海獣類やペンギンにばかり目が行くが、魚では例外的にダイヤモンド・ポルカドットスティングレイがお気に入りだったといい、導入を決めた。

 
ダイヤモンド・ポルカドットスティングレイを担当する飼育員の松井さん=いずれも蒲郡市の竹島水族館で

ダイヤモンド・ポルカドットスティングレイを担当する飼育員の松井さん=いずれも蒲郡市の竹島水族館で

 決して安価ではないため「いきなりそんな高価な魚を…」と心配する同僚もいたが、松井さんは他の水族館に聞くなどして飼育法を調べ、特に水質管理には気を使っている。3匹は体の模様だけでなく性格も少しずつ違うといい、「ポルすけは最近調子に乗ってきて“どや顔”してるな」などと観察しながら、かわいがっている。