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【富山】常西合口用水を認定 県内初 世界かんがい施設遺産 富山 取水口統合化の先駆け

ジャンル・エリア : 富山 | 文化 | 歴史  2020年12月10日

県内で初めて世界かんがい施設遺産に認定された常西合口用水=富山市で(県提供)

県内で初めて世界かんがい施設遺産に認定された常西合口用水=富山市で(県提供)

 国際かんがい排水委員会(ICID)の国際執行理事会が8日、1893(明治26)年に建設された富山市の農業用水「常西合口(じょうさいごうくち)用水」を世界かんがい施設遺産に認定すると決定した。県内施設の登録は初めてとなる。9日に県が発表した。 (酒井翔平)

 常西合口用水の総延長は富山市上滝−新庄の12キロで、受益面積は3300ヘクタール。常願寺川左岸にあった12の用水の取水口を一つにまとめる「合口化」の大規模な工事が行われた。

 県農村整備課によると、合口化によって安定した用水の供給が可能となり、川の氾濫を防ぐ効果もある。当時としては全国初の取り組みで、その後は全国各地で広がった。審査では合口化の先駆けとなったことなどが評価された。

 施設を管理する常西用水土地改良区の中川忠昭理事長は「名誉なことで大変うれしく思っている。歴史や魅力を県民に再認識してもらい、地域の発展に寄与していきたい」と語った。今後は記念碑を設置するほか、沿線の施設などを巡る見学ツアーも企画するという。

 世界かんがい施設遺産は、用水施設への理解を深め、適切な保全を深める目的で、建造から100年以上がたち、歴史的、社会的に価値が高いダムや用水路などを表彰する制度。2019年までに世界15カ国の91施設(国内は39施設)が登録されている。

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