ジャンル・エリア : スポーツ | 石川 | 自然 2020年12月23日
12月オープンは6年ぶり
小松市尾小屋町の大倉岳高原スキー場が22日、今季の営業を始めた。昨冬は記録的な暖冬による雪不足で、スキー場が市営になった1979(昭和54)年以来初めて、一日も営業ができなかった。二季ぶりのゲレンデを愛好家たちが楽しんだ。
スキー場が12月中にオープンするのは2014年以来、6年ぶり。15日に初雪、18日以降の寒波でまとまった雪が降り、営業を決めた。22日朝の積雪はロッジ前45センチ、山頂65センチ。積雪状況によるが、来年3月14日まで営業予定で、期間中、4万人の来場者数を見込む。
新型コロナウイルス対策のため、利用者にはマスクなどで口を覆うよう義務化し、検温や消毒の協力を求める。食堂の座席は半分以下に減らし、アクリル板を設置。30分以内の利用とし、短時間で提供できるメニューにしぼった。
難波修平所長(67)は「昨年、一昨年が雪不足でほぼ営業できなかった分、安心安全のゲレンデを提供したい」と話した。
友人とスノーボードをした同市串町の会社員の男性(59)は「初日が楽しみで夜勤明けに来た。年内から滑れてうれしい」と話した。
営業は午前8時~午後9時半。1日リフト券は、大人3700円、中学生以下2600円。午後5時以降のナイター券はいずれも2100円。(問)大倉岳高原スキー場 0761(67)1426
(井上京佳)