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【富山】高瀬神社 御朱印は書き置き 祈願御幣持ち帰り 巫女デザイン絵馬も

ジャンル・エリア : 富山 | 工芸品 | 神社・仏閣  2020年12月28日

接触抑制のため準備される御朱印や御幣

接触抑制のため準備される御朱印や御幣

 越中一宮高瀬神社(南砺市)は新型コロナウイルス対策で、神職が書き置きの初詣限定御朱印や玉串代わりの祈願御幣の製作を進めている。高岡工芸高校出身で絵が得意な新人の巫女(みこ)2人は、自分たちが干支(えと)の絵馬や盆、皿をデザインしたオリジナルの縁起物で初詣客を楽しませる。

 御朱印はその場で帳面に書くのでなく、あらかじめ用意しておいて帳面にはってもらう。神職が桃色の和紙に菊の御紋や神社の印、初詣の金色印を押し、毛筆で「越中一宮高瀬神社」と書き入れる。年末までに1500枚を用意する。

 御幣は、受付で受け取り、神前に供え、祈願後は持ち帰ってもらう。初祈禱(きとう)を受けた人には疫病除御守(よけおまもり)を授ける予定で、各1500個を準備する。

 団体参拝は、例年なら100人以上の団体もあるが、5人程度に限定するよう促している。

 盆や皿のデザインは従来は、製造業者に任せていたが、米田亜依さん(19)が初めて担当。中央部にユニークな顔の牛と打ち出の小づちをあしらった。団体参拝の代表者に渡す品で、「どの年代にも受け入れられるよう考えた」と話す。

米田亜依さんがデザインした牛の盆と、別の巫女が手掛けた絵馬=いずれも南砺市の高瀬神社で

米田亜依さんがデザインした牛の盆と、別の巫女が手掛けた絵馬=いずれも南砺市の高瀬神社で

 五反(ごたん)日乃さん(19)は絵馬を担当。米俵を担いだほのぼのタッチの牛を描いた。絵馬は2017年から絵の得意な巫女が手掛けている。500枚を用意し、参拝客が500円で購入できる。(松村裕子)