ジャンル・エリア : 城 | 愛知 | 文化 2016年03月25日

城となごやめしのコラボレーションとして、名古屋城内に老舗店がお目見えする(イメージ図)
名古屋城で26日から始まるイベント「名古屋城 春の陣」に合わせ、なごやめしを提供する複数の地元老舗店が城内にお目見えする。観光客だけでなく、「食」を目当てにした地元の人たちを広く呼び込もうという狙いだ。
出店を予定しているのは、ウナギの「しら河」、みそ煮込みうどんの「山本屋」、「豆腐処くすむら」、お茶の「妙香園」、喫茶、食堂の「西アサヒ」、手羽先の「世界の山ちゃん」といった有名どころ。正門を入った西之丸広場などに特設店舗を構え、定番メニューに加えてオリジナル料理も用意する。タケノコや春野菜の天ぷらが乗ったみそ煮込みうどん、金箔(きんぱく)を散らした田楽豆腐など春らしいメニューが並ぶ。
城内には、食堂やきしめん店などが常設され、季節のイベントの際にはから揚げやたこ焼きなどの屋台も並ぶが、「なごやめしにこだわった出店は初めて」(名古屋城総合事務所)という。イベント事業パートナーの公募で選定された中区の企画会社が老舗店に呼び掛けて実現した。担当者は「名古屋のシンボルであるお城で、本物のなごやめしを味わってほしい」と話す。
「春の陣」は5月5日まで。期間限定で、重要文化財の「東南隅櫓(やぐら)」(4月6~10日)「西北隅櫓」(4月29日~5月5日)の特別公開、閉門を午後8時まで延長して桜をライトアップする「桜まつり」(3月26日~4月10日)、「あいち戦国姫隊によるおもてなし」(4月30日)などのイベントが繰り広げられる。なごやめしの老舗店の出店は3月26日~~6月12日の予定。4月11~28日、5月6~27日は一部休業する店舗もある。
(問)名古屋城総合事務所=052(231)1700
(岩崎健太朗)