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【富山】世界中のミイラに驚き 県民会館 南米などの43体展示

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 文化 | 歴史  2021年01月18日

展示のミイラに目を凝らす来館者=富山市新総曲輪の県民会館で

展示のミイラに目を凝らす来館者=富山市新総曲輪の県民会館で

 「特別展ミイラ『永遠の命』を求めて」が、県民会館で開かれている。来場者は世界各地から集められたミイラに興味深げに見入っている。

 エジプト、南米、日本などの43体のミイラを副葬品を交えて展示。ネコのミイラや、江戸時代に自らをミイラの実験台とした本草(ほんぞう)学者のミイラなどもある。最新の科学技術が明らかにしたミイラの謎などを映像などでも説明している。

 富山市太郎丸本町から母親とともに訪れた同市堀川中学校1年の生徒(13)は学校で配布されたチラシを見て興味を持った。「初めて見たけど想像と違った。包帯でぐるぐる巻きのものばかりかと思ったら違ったし、昔のものなのに人間の形がはっきり残っていた」と驚いていた。

 大雪の影響で当初予定より一日遅れ16日に開幕した。担当者は「世界のミイラを一堂に見られる機会はめったにない。各国、各時代の文化や死生観の違いを比較して、もっとミイラに興味を持ってもらえたら」と呼び掛けた。

 3月26日まで。開館時間は午前9時から午後4時30分(土日祝日は午後5時)まで。観覧料金は高校生以下1000円、大人1600円。 (長森謙介)