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【三重】2月22日「忍者の日」特別御朱印 伊賀の西念寺

ジャンル・エリア : 三重 | 歴史 | 神社・仏閣  2021年02月03日

忍者や手裏剣の絵柄と「万川集海」の文字が施された特別御朱印を紹介する西野住職=伊賀市上野万町で

忍者や手裏剣の絵柄と「万川集海」の文字が施された特別御朱印を紹介する西野住職=伊賀市上野万町で

 2月22日の「忍者の日」にちなみ、伊賀市上野万町の西念寺が忍者の絵柄を施した今月限定の特別御朱印を授与している。忍術書「万川集海」の著者とされる藤林左武次保武(ふじばやしさむじやすたけ)の墓が現存する忍者ゆかりの寺。西野龍弥住職(40)は「これを機に、多くの人に万川集海を知ってもらいたい」と意気込む。 (新居真由香)

 銀色のかすみ模様の中に紺色の忍者がデザインされ、周りにピンクや青、黄色の手裏剣が描かれている。横には「万川集海」の文字も記した。

 1年を通して、寺の名前など文字のみの御朱印のほか、季節の花、夜の闇にたたずむ忍者の絵柄が施された3種類を授与している。伊賀忍者ゆかりの神社仏閣を巡る御朱印帳「伊賀忍者回廊」に含まれ、寺を訪れる人が増えてきたため、昨年7月に絵柄入り御朱印を始めた。描く花はスイセン、ヒガンバナ、キキョウなど毎月替わり、正月などの特別な時期には、限定の御朱印も用意している。

 西野住職の妻英美さん(37)がインターネットや本を参考に絵柄を考え、消しゴムはんこで1枚1枚手刷りしている。多いときには10色以上使用し、10種類ほどのはんこを重ね押しするという。英美さんは「1人で作っているので数に限りはあるが、特別御朱印を用意することで忍者の日を盛り上げたい」と話す。

 A5判。1枚300円。書き置きで授与する。数量限定でなくなり次第終了。(問)西念寺=0595(21)1291