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【富山】コンビニで飲食店弁当 入善の「善商」支援へ販売

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 富山  2021年02月17日

特製親子丼(手前)の販売でスタートしたテイクアウトマルシェ=入善町のYショップ入善駅前店で

特製親子丼(手前)の販売でスタートしたテイクアウトマルシェ=入善町のYショップ入善駅前店で

 入善町の若手経済人がつくる合同会社「善商」は16日、同社が運営するコンビニ「Yショップ入善駅前店」で、コロナ禍で客が減った町内飲食店を支援するため、弁当販売「テイクアウトマルシェ」を始めた。3月13日まで日曜を除く毎日午前11時半から、日替わりで1、2店の弁当を販売する。

 初日は東京都から移住した勝田純吉さん(49)が昨年10月に開店した焼き鳥「縁」の特製親子丼(税込み800円)が店頭に並んだ。予約分も含めて50個あった弁当は約3時間で完売した。勝田さんは「午後9時以降の営業自粛要請があった1月後半は覚悟していたとはいえ、さっぱりだった。今、客足は戻ってきているが、弁当提供の場を与えられたことは感謝したい」と語った。

 マルシェには、縁など8店が参加。税込み700~880円で自慢の弁当を出す。受取日2日前まで、1個から予約を受け付ける。一人暮らしのお年寄りら交通弱者向けに、入善タクシーと連携し、町内と朝日町の一部は有料(500~1500円)で宅配に応じる。善商の浜田雅弘代表社員は「飲食店への経済支援はもちろん、弁当を買うことで店に足が向くことも期待している」と話した。(松本芳孝)