ジャンル・エリア : 展示 | 芸術 | 近畿 2021年02月25日
滋賀大教育学部の美術教育講座の学生による「卒業制作展2020」が、草津市野路6の同市立草津クレアホールで開かれている。28日まで。入場無料。
会場には、絵画や漆工芸など、卒業生7人の作品と論文が並ぶ。石川寛太さん(23)は、太陽光で紙に絵柄を焼き付ける写真技法「サイアノタイプ」を使った作品を制作。光を通す部分に現れる青色の美しさを表現したいと、カメラフィルムやマスクなどを和紙に焼き付けた。石川さんは「普段、何げなく接しているものが、見方を変えると、独特な魅力を持っていることに気付いてほしい」と話した。
断熱材を加工して、人をさまざまな形で表現した高さ180センチの彫刻5体を制作した小西日向さん(22)は、2021年度から県内の公立中学校で美術教師として働く。「集大成として自分自身をモチーフにした。形の違いを比較しながら見てほしい」と呼び掛けた。
同学部2、3年生の作品なども展示されている。午前9~午後5時(最終日は午後3時まで)。