ジャンル・エリア : イベント | 自然 | 鉄道 | 静岡 2021年03月01日
天竜浜名湖線の沿線で花木を植え育てる「天浜線 人と時代をつなぐ 花のリレー・プロジェクト」をPRするラッピング列車が28日、天竜二俣駅(浜松市天竜区)でお披露目され、プロジェクトを率いる浜松いわた信用金庫の御室健一郎理事長らが出席して出発式をした。3月1日から一般運行する。
ガーデンデザイナーの吉谷桂子さんが車両デザインを手掛け、外装は深い緑色の地に色とりどりの花と鳥や虫が描かれた。生物多様性や人間の関わりの理念を表現したといい、列車を前にした吉谷さんは「穏やかで豊かな自然を体現する天浜線のイメージが広がってほしい」と話した。
プロジェクトは2018年に始まり、昨年2月に沿線の18カ所への植栽が終わった。現在は地元の企業や学校など115団体が除草などの維持活動に参加している。実施主体一つの浜松市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長は「花と列車が一つの風景になって本当の完成になる」と語った。
列車をモデルにしたフォトコンテストも開催し、1日から写真投稿アプリ「インスタグラム」で作品募集が始まる。 (南拡大朗)