ジャンル・エリア : 山 | 生き物 | 福井 | 自然 | 花 2021年03月24日
福井市の足羽山で、春の女神と呼ばれる「ギフチョウ」がカタクリの群生地に姿を現し、春の訪れを告げている。
23日は、淡い紫色のカタクリの花々に木漏れ日が降り注ぐ中、穏やかな陽気に誘われてギフチョウが優雅に舞い、カタクリのみつを吸ったり羽を休めていた。
ギフチョウは、羽を広げた時の長さが5センチほどのアゲハチョウの仲間で、黄色と黒色の鮮やかな縦じま模様が特徴。
春の短い間にしか姿を見せないことから、「スプリング・エフェメラル」(春のはかない生命)とも呼ばれ、同市自然史博物館によると、来月中ごろまで見られる。 (蓮覚寺宏絵)