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【静岡】仏像の魅力感じて 浜松市美術館で遠州・三河の寺宝展開幕

ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 歴史 | 芸術 | 静岡  2021年03月26日

「みほとけのキセキ 遠州・三河の寺宝展」が始まり、迫力ある仏像が数多く展示されている会場=浜松市中区の市美術館で

「みほとけのキセキ 遠州・三河の寺宝展」が始まり、迫力ある仏像が数多く展示されている会場=浜松市中区の市美術館で

 国の重要文化財(重文)10体を含む浜松周辺の仏像や文化財約50点を集めた企画展「みほとけのキセキ 遠州・三河の寺宝展」(中日新聞東海本社など主催)が25日、浜松市中区の市美術館で開幕し、初日から多くの人が訪れた。

 会場には、87年ぶりの修復作業で手に描かれた目が見つかった摩訶耶寺(まかやじ)(同市北区三ケ日町)の千手観音立像など国重文がずらり。いずれもガラス張りのない露出展示で木の質感が出ている。この日は各寺の住職による解説もあり、来場者が熱心に耳を傾けた。

 午前中の開会式では、鈴木康友市長が企画名の「キセキ」に込めた意味を紹介した。仏教がこの地域に伝わった「軌跡」と時空を超えて仏像が見られる「奇跡」をかけたといい「多くの皆さまに魅力を堪能していただきたい」と呼び掛けた。

 同展は4月25日まで。月曜休館。当日券は一般1200円、大学、高校、専門生は800円、小中学生無料。70歳以上は600円。(問)浜松市美術館=053(454)6801
 (高橋雅人)