ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川 2021年04月09日
穴水町旭ケ丘のワイン醸造「能登ワイン」は9日、新作ワイン「NOTO ROSE(のとロゼ)」を県内の酒販店や同社ギャラリーで発売する。「普段の家庭や自宅で過ごす『おうち時間』も、より楽しめるワインを」がコンセプト。どの食材にも合う味わいだといい、家庭で気軽に楽しめる1本に仕上げた。
のとロゼは、同社の赤ワインの材料になる品種「ヤマソーヴィニヨン」から搾った果汁を発酵させたワイン。薄く赤みがかった色合いで、営業課長の丸山敦史さん(47)は「デザートに合う従来のロゼより、甘さが控えめでさわやかな酸味が特徴。赤ワインのようなコクやうま味もあり、どんな料理にでも合わせられる」と自信をのぞかせる。
同社は昨夏、自社の商品を見直そうとギャラリーを訪れた人やウェブ上でアンケートを実施。50、60代が購入者の中心で、穴水のお土産として買い求める人が多いという結果を受け、「若い人にも家庭で楽しめるような1本」を目指し、開発に取り組んだ。
ラベルもワインの色合い同様に華やかなデザインに仕上げ、「ホッ、食卓になじむ」「ホッ、笑みがこぼれる」という言葉も並ぶ。丸山さんは「日頃の食卓に選ばれるような、ほっこりしてもらえるような味わいになっている。地域に根差すような1本になってくれれば」と期待する。
720ミリリットルで、1320円(税込み)。(問)能登ワイン0768(58)1577
(森本尚平)