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【石川】宮本三郎の未発表作「娘像」 小松の美術館で初展示

ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術  2021年04月22日

未発表作で初めて展示された「娘像」=小松市宮本三郎美術館で

未発表作で初めて展示された「娘像」=小松市宮本三郎美術館で

 ふるさと館にはデッサン入賞作

 小松市出身の洋画家宮本三郎(1905~74年)を紹介する企画展「宮本三郎さんとLet’s go!」が市宮本三郎美術館で開かれている。同館では初展示となる未発表作の「娘像」の他、のどかな風景画や鮮やかな花の絵など多彩な作品を味わえる。 (井上京佳)

 風景、アトリエ、花、モデルの4つのテーマで計49点を展示する。淡い色調で柴山潟や農村を描いた風景画や、明るいオレンジ色で花を描き上げた晩年の作など、表現はさまざま。裸婦のデッサンやアトリエで使った道具も並んでいる。

 初公開の娘像は縦45センチ、横38センチの油彩画。丸顔で意志の強さを感じさせる女性の目が特徴的。金沢の収集家男性が九州の個人所有者から買った。

 この作品については、モデルとなった女性が誰なのか、昨年10月に男性の依頼で美術館が調査した経緯がある。当初は制作時期も不明だったが、宮本の娘美音子さん(92)に尋ねると「友人です」と返答があった。宮本が審査員を務めた東京の美人コンテストに出場した宮崎県の女性で、宮本がモデルを依頼したという。50年ごろの作品ということも分かった。

 生誕地の同市松崎町にある市宮本三郎ふるさと館では、企画展「明日の表現を拓(ひら)く―デッサン大賞展をふり返る」を開催中。現在作品を募集している「宮本三郎記念デッサン大賞展」を盛り上げようと、過去5回の入賞作12点と、宮本のデッサン3点を展示している。

デッサン大賞展の入賞作が並ぶ会場=小松市宮本三郎ふるさと館で

デッサン大賞展の入賞作が並ぶ会場=小松市宮本三郎ふるさと館で

 会期はいずれも6月13日まで。同美術館は午前9時~午後5時で、会期中無休。入館料300円、高校生以下無料。ふるさと館は午前9時~午後4時半で、月曜(5月3日除く)と4月30日、5月6日が休館。入館無料。

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