ジャンル・エリア : グルメ | 三重 | 展示 | 特産 2021年04月26日
風味調味料「ほんだし」などを製造する味の素東海事業所(四日市市日永)で24日、新しい工場見学コースの内覧会があった。試食やかつお節削りなどの体験を通じ、製品の魅力を深く知ることができる。県内の地場産品とのコラボ商品も発売する。5月11日からオープンする。
昨年8月に新工場が完工し、見学者ホールも新設した。ホールの収容人数は、従来の約50人から112人と拡大した。
工場見学では、かつお節をかんなで削ったり、香りをかいだりと五感を使って楽しめる。かつお節を粒状に加工し、包装する工程もガラス越しに見学できる。見学者にはタブレット端末が貸与され、写真を撮ってオリジナルの新聞を作り、記念品として持ち帰れる。
ホール内のショップでは、松阪木綿やおぼろタオルなど県内の伝統工芸品に、同社のキャラクターをデザインした商品を販売。四日市市名産の萬古焼の土鍋とほんだしを使ったレシピも紹介している。東海事業所の箕村(みのむら)雅史所長は「地域貢献のため、伝統産業の発信に貢献したい」と話した。
見学は原則毎週火、水、土曜日の午前と午後に実施する。時間は約90分。ウェブサイトから予約を受け付けている。感染対策のため、1回の申し込み人数は14人以下に制限する。(片山さゆみ)