池田町のかずら橋近くで、花びらが淡い黄緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見頃を迎えている。かずら橋周辺では例年、八重桜に代わって咲き始めるというが、今年は開花のタイミングが重なり、黄緑とピンクの花が互いを引き立てるように咲いている。
御衣黄は貴族がまとっていた衣装の色に見立てて命名されたといわれる。花の中心が赤く染まると満開のサイン。26日は散策に訪れた人たちが、新緑とともに咲く愛らしい姿を携帯電話のカメラに収めたりして楽しんでいた。御衣黄は周辺に4本あり、花は1週間ほど楽しめるという。(清兼千鶴)