ジャンル・エリア : 山 | 福井 | 自然 2021年05月10日
日本100名山の1つ、大野市の荒島岳(1,523メートル)で9日、山開きがあった。「山開きには毎回登っている」という登山愛好家たちが、雨にぬれて鮮やかに輝く新緑のブナ林などを楽しみながら、次々と登山口に通ずる勝原(かどはら)駐車場を出発して山頂を目指した。
雨が上がった山頂では、時折雲間に広がる大野市内が姿を見せ、昼食を取っていた人たちが歓声を上げた。鯖江市の男性(59)は「コロナ禍でいろんな事が制限される中、大自然を身近に感じられる荒島岳の山開きはとてもうれしい。感染や事故に注意しながら登山を楽しみたい」と、360度広がる大パノラマを写真に収めていた。
午前7時から行われた「芽吹祭」で関係者がシーズン中の安全を祈願した。荒島岳では今年に入り事故が多発している。
(福田正美)