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【滋賀】県産小麦「びわほなみ」使用の生パスタ、県製麺工業協同組合が開発

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 近畿  2021年05月13日

パスタを試食する小椋市長

パスタを試食する小椋市長

 県産小麦「びわほなみ」を使用したパスタ麺「近江生パスタ 湖国そだち」を県製麺工業協同組合(近江八幡市)が開発した。東近江市内の2飲食店と協力し、13日からオリジナルメニュー3品を提供する。6月30日まで。 (斎藤航輝)

 県内では、米の裏作や転作で小麦の栽培が定着し、作付面積は全国でも上位に入る。メインは飼料用。一般の消費者への普及には課題があり、組合ではこれまでも県産小麦「ふくさやか」を使ったうどんを商品化したり、県内のシェフと共同企画を実施したりした。

 今回は、日清製粉(東京)の技術指導を受け、うどんなどに用いられている県産の「びわほなみ」を採用。デュラム小麦も加えることで、弾力性のある歯応えと、パスタらしい色合いや風味を両立させ、共同企画の第3弾として販売することにした。

 同市躰光寺町の「ABARIS」では、永源寺産の干ししいたけでだしを取ったソースをからめた「近江鶏とめんたいこ地卵のウフポッシュ」と、バジルを練り込んだ麺にトマトソースを合わせた「ニソワーズ」の2品をランチで提供する。

 12日には、店に小椋正清市長を招き、試食会を開催。小椋市長は「もちもちしてコシがある。初めての食感で、やみつきになる味」と絶賛し、「販路を拡大できれば、農家の救世主になる」と期待を寄せた。

県産小麦「びわほなみ」を使用した生パスタ。左はバジルが練り込まれた麺

県産小麦「びわほなみ」を使用した生パスタ。左はバジルが練り込まれた麺

 組合の冨江彦仁理事長は「幅広い年齢層に楽しんでもらえる食感。飲食店にも元気になってもらえるよう、提供する店を増やしていきたい」と意気込んだ。

 同市八日市緑町の「ビストロ楓江庵」では「バームクーヘン豚のラグーソース」を提供する。(問)ABARIS=0748(26)3587、ビストロ楓江庵=0748(20)3914

 
「湖国そだち」を使ったメニュー=いずれも東近江市躰光寺町のABARISで

「湖国そだち」を使ったメニュー=いずれも東近江市躰光寺町のABARISで