ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 花 2021年05月25日
名古屋市中区大須4の「久屋大通庭園フラリエ」で、珍しいラン科の花「ソブラリア」の開花が近い。一度に一つずつしか咲かず、ほぼ一日でしぼんでしまうらしく、「幻のラン」と呼ぶ愛好家もいる。
中南米原産で、フラリエには白とピンクの2種類がある。開花すると、ササの葉の上にカトレアが咲いたような、和洋折衷の風変わりな姿になる。今年は白い株は既に花が咲いたが、24日に担当者が確認したところ、ピンクの株がようやくつぼみとなった。
庭園の技師長元楓さん(25)によると、来園者の中には一日ずつ開花の状況を確認し、写真に収めるファンもちらほら。「2、3日は持つかもしれない。珍しいのでぜひ見てほしい」と話している。 (西田直晃)