ジャンル・エリア : 神社・仏閣 | 花 | 近畿 2021年05月31日
湖南市正福寺の正福寺で、サツキの花が満開に近づいた。鮮やかなピンクの花が、梅雨の晴れ間の境内を彩っている。
聖武天皇の勅願寺として、1300年の歴史がある。サツキは1969年、観音堂が建てられたのに合わせて檀家(だんか)の手で植えられ、斜面にたたずむ33体の石仏を囲むように咲く。
例年は梅雨前の6月上旬に見頃になるが、今季は1週間ほど早く、ここ数日の好天で一気に花開いた。山川正道住職(70)は「ピンクと緑のコントラストが魅力」と話す。見頃は6月初旬までで、境内は自由に参観できる。仏像の拝観(500円)は山川住職の解説付きで予約が必要。(島将之)