ジャンル・エリア : 果物 | 特産 | 甲信越 2021年06月11日
スイカの産地として知られる松本市で10日、今季の出荷が始まった。春以降、気温の高い日が多かったことなどで、例年より3日ほど早まったという。
初日、同市波田のJA松本ハイランドのスイカ共選所には、一戸の農家がハウスで育てた700玉を持ち込んだ。検査員たちが傷の確認や糖度、熟度などを検査し、大きさなどで等級の選別作業に追われた。
試食したJA常務理事の三村晴夫さん(71)は「糖度も高くシャキシャキとしておいしい。愛情込めて育てられたスイカをぜひ食べてほしい」とアピールした。
ハウス栽培のスイカは7月上旬まで続き、主に県内に出荷。その後は露地ものに切り替わり、9月中旬まで全国へ送られる。出荷量は計94万ケース(1ケース2玉)、販売高は25億円を見込んでいる。 (高岡辰伍)