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【岐阜】落差60メートル、迫力と涼気 白鳥・阿弥陀ケ滝が観光シーズン迎える

ジャンル・エリア : 岐阜 | | 自然  2021年06月17日

険しい岩壁を流れ落ちる阿弥陀ケ滝=郡上市白鳥町前谷で

険しい岩壁を流れ落ちる阿弥陀ケ滝=郡上市白鳥町前谷で

 白山信仰の霊場として知られ、日本の滝百選にも入っている「阿弥陀(あみだ)ケ滝」(郡上市白鳥町前谷)が観光シーズンを迎えた。

 白山を開いた泰澄大師が722(養老6)年に発見したとされ、昔は修験者や登拝者でにぎわった。落差60メートルの滝は迫力があり、近くの遊歩道にまで水しぶきが飛んでくる。

 周辺には流しそうめんなどの飲食店があり、自然の中で食事が楽しめる。滝は暑い日でも涼気が感じられることから、休日には多くの観光客が訪れる。

 阿弥陀ケ滝は、葛飾北斎が諸国滝廻(めぐ)り八図に描いたことで有名。大垣出身の俳人花の本聴秋(1852~1932年)は「虹を吐いて夏よせつけず瀧の音」という句を残している。 (中山道雄)