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【愛知】「メダカの学校」に新入生 東山動植物園で施設リニューアル

ジャンル・エリア : テーマパーク | 展示 | 愛知 | 生き物  2021年06月23日

ドピンドピンメダカ(18年新種認定)=(東山動植物園提供)

ドピンドピンメダカ(18年新種認定)=(東山動植物園提供)

 世界でも類を見ないメダカに特化した東山動植物園の展示施設「世界のメダカ館」がこの春、リニューアルされた。同館でしか見ることができない貴重なメダカの展示を増やしたほか、特性を分かりやすく伝えるパネルやモニターなども一新された。 (土屋晴康)

 新しくなった展示室に入ると、発光ダイオード(LED)ライトに照らされた水槽の中で、メダカたちが元気よく泳ぎ回っていた。よく見ると、体やヒレの色などはさまざま。体長1.5センチほどの小さいメダカから、体長10センチを超える大型の魚まで、多様な種類がいると分かる。

 メダカ館は、昔から身近に親しまれてきたメダカを通して、自然環境の大切さなどを知ってもらおうと1993年に開館。メダカだけでなく、以前はメダカの仲間に分類されていたカダヤシや国の天然記念物であるネコギギ、イタセンパラなども見ることができる。

ティウメダカ(2008年発見)=(東山動植物園提供)

ティウメダカ(2008年発見)=(東山動植物園提供)

 リニューアルでは、これまでカダヤシの仲間を展示していた部屋を、よりメダカに焦点を当てた展示に変えた。同園では、世界で確認されたメダカ科38種のうち30種を飼育する。これまで17種しか展示できていなかったが、今は28種までに増えた。

 インドネシア・スラウェシ島で2008年に同園の職員が採取し、新種と確認された「ティウメダカ」や、同園と共同研究する琉球大のチームが見つけ、18年に新種と認められた「ドピンドピンメダカ」も。ここにしかいない珍しいメダカも常時見ることができるようになった。

 メダカ館の入り口すぐのコーナーでは、よりメダカの生態について知ってもらえるように工夫。周りの環境に合わせて色を変えたり、水流に逆らって泳いだりするメダカの特性や、メダカとカダヤシの違いや見分け方などを分かりやすく説明する。海水でも生きられるメダカを、人気の海水魚カクレクマノミと一緒に泳がせる水槽もある。

 同園は今年、メダカの長年にわたる飼育や繁殖の功績が認められ、日本動物園水族館協会から最高の栄誉とされる「古賀賞」を受けた。同園の担当者は「こんなに多くのメダカの種類があるのは東山動植物園だけ。いろんな場所に住むメダカを見てもらい、多様性や他の国の環境にも関心を持ってもらいたい」と話している。

より多くのメダカを観賞できるようになった「世界のメダカ館」=いずれも千種区の東山動植物園で

より多くのメダカを観賞できるようになった「世界のメダカ館」=いずれも千種区の東山動植物園で

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