ジャンル・エリア : 富山 | 歴史 | 神社・仏閣 2021年06月24日
射水神社(高岡市古城)は23日、国幣中社列格150周年を記念して復刻した御朱印の授与を始めた。1000枚限定。
神社は1871(明治4)年5月14日に太政官布告第235号により県内で唯一、最高位の国幣中社に列格した。国幣中社の文字が入っている1929(昭和4)年の御朱印が神社のデジタル資料にあり、さらに明治期以降の印章版木台帳に印影が残されていたことから市内のはんこ店「中村三光堂」に復元を依頼。店の職人が手彫りの独特の風合いを再現した。
当時の御朱印「國幣(こくへい)中社射水神社」(縦横6センチ)、神鏡型印(縦横4センチ)、社務所印(縦横3.3センチ)と、国幣中社列格150年記念を示す角印(縦3.5センチ、横1.5センチ)を菊花文様の和紙に押し、射水神社と参拝日を墨書してある。
田中天美権禰宜(たかみつごんねぎ)(35)は「御朱印は崇敬、参拝の証しであり、神様とのご縁を結んでいただき、国幣中社の歴史に理解を深めてもらえれば」と話す。
御朱印は毎日午前9時半~午後5時に授与所で受けることができる。初穂料は500円。 (武田寛史)