ジャンル・エリア : 動物 | 生き物 | 石川 2021年07月02日
ラム肉の生産を通して白山麓の活性化を目指す里山総合会社「山立会(やまだちかい)」(白山市木滑(きなめり))は今夏、ヒツジと自由に触れ合える環境づくりに取り組む。2日から、白山一里野温泉スキー場(尾添(おぞう))のゲレンデにヒツジを放牧して元気な姿を見てもらう。10日からは、木滑の放牧地でえさやりなどの触れ合い体験を始める。(都沙羅)
山立会が飼育しているのは、黒い顔が特徴の「サフォーク種」。現在は母子合わせて24頭おり、飼育担当の山本真奈未さん(24)は「子ヒツジはとっても好奇心旺盛。立っているだけで寄ってきますよ」と話す。
ゲレンデでの放牧は、観光地としての白山麓をPRするのも目的。ゲレンデに柵を設けて、3頭を放牧し、自由に観察できる。8月末まで続け、スキー場で始まるイルミネーションとのコラボも楽しんでもらう。
触れ合い体験は11月28日までの毎週土日、午前10~11時半に開催。放牧地でえさやりができ、ヒツジの習性も学べる。子ども向けには紙芝居を使い、楽しい触れ合い方や注意点を説明する。
山本さんは「ヒツジを身近に感じ、白山麓ブランドのラム肉を知ってもらえたら」と話す。
触れ合い体験の料金は大人1000円、中学生以下500円(いずれも税込み)。3日前までにメール(inf@yamadachi.com)で申し込む。