ジャンル・エリア : 動物 | 展示 | 生き物 | 石川 2021年07月06日
3月・コビトカバ、5月・アミメキリン すくすく育つ
能美市のいしかわ動物園で6月下旬、シセンレッサーパンダとコモンリスザルの赤ちゃんが誕生した。それぞれ母子ともに元気で、同園は2日に公開を始めた。3月にコビトカバ、5月にアミメキリンの赤ちゃんが誕生し、同園はベビーラッシュに沸いている。 (平井剛)
シセンレッサーパンダの赤ちゃん誕生は、同園では約6年ぶり。父親ハル(7歳)と母親サン(5歳)の間に6月21日に生まれた。体長21センチ、体重297グラム。性別は不明。
赤ちゃんは野生の巣穴を模した巣箱の中で約3カ月間を過ごすため、箱に取り付けた暗視カメラの映像を展示場前のモニターで公開している。母親が授乳したり、毛づくろいをしたりする様子が見られる。
コモンリスザルの赤ちゃんは父親マロ(9歳)と母親アケミ(同)の間に同22日に生まれた。体長12センチ、体重120グラム。性別は不明。
アケミはこれまでに4匹を出産。赤ちゃんは、子育て経験豊かな母親の背にしっかりとしがみつき、周囲を興味深くうかがう様子を見せている。
同園の担当者は「計画的に繁殖活動を行う中で、たまたま出産期が重なった。赤ちゃんがすくすく育つ様子を温かく見守ってほしい」と話している。