ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 石川 2021年07月07日
◇ジオの恵み展
白山麓ゆかりの美術作家が地元の豊かな自然を作品で表現した企画展「白山手取川ジオの恵み展」が、白山市吉野の文化施設「吉野工芸の里 鶉荘(うずらそう)」で開かれている。陶芸や木工、ガラス細工など多彩なジャンルの約250点が並ぶ。入場無料、25日まで。 (都沙羅)
市全域を自然公園とする白山手取川ジオパークをより身近に感じてもらおうと、工房を運営する白山吉野地域振興協議会と、白山手取川ジオパーク推進協議会が共催した。工芸の里を中心に創作活動をする作家集団「白山麓作家会議」の会員ら31人が出展した。
工房近くにある推定樹齢約700年の大木「御仏供(おぼけ)杉」(国天然記念物)を彫った版画や、白峰にあるジオパークの名所「100万貫の岩」を描いた水彩画など、見応えある作品が並ぶ。
工房の職員は「山や動植物はもちろん、風や光の表現も見どころ。白山麓エリアにあふれる自然が楽しめる」と話す。入場時間は午前10時~午後5時で、火曜休館。