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【岐阜】養老・ひょうたんらんぷ館

ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜  2021年07月09日

夫婦のこだわりが詰まったさまざまな模様のヒョウタンランプ。壁には炎のような絵柄も=養老町のひょうたんらんぷ館

夫婦のこだわりが詰まったさまざまな模様のヒョウタンランプ。壁には炎のような絵柄も=養老町のひょうたんらんぷ館

 入り口を進むと出迎えてくれるのは、温かい雰囲気のオレンジ色や黄色のヒョウタンランプ。養老町養老公園にある「ひょうたんらんぷ館」には、繊細な柄が特徴的な150種類以上のヒョウタンランプが並ぶ。

 七夕や風鈴、さざ波、地球儀などランプの題材はさまざま。漢字や炎などが彫られた作品は、後ろの壁に光の造形がほんのり浮かび上がる。ヒマワリが描かれた作品は、壁に花火のような大輪が広がるなど細かい工夫が隠れている。

 ヒョウタン栽培を40年以上続けている養老町の吉田裕一さん(67)が、20年以上前から妻の太麻美さん(59)と趣味でヒョウタンランプを作っている。収穫後に3週間ほど水に漬けて丁寧に種を取り出す。天日干し後に太麻美さんが鉛筆で模様を下書きし、裕一さんが6種類のドリルやヤスリを使って模様を彫る。

 三重県四日市市から訪れた男性(53)と女性(64)は、ランプを1つずつじっくり見ながらお気に入りの作品を探していた。「ヒョウタンは酒を入れるイメージだった。柄1つ1つにセンスが光っている」と感激していた。

 暖色の細かな色合いや模様を写真に撮るのはとても難しかったが、ヒョウタンランプの効果なのか、じんわり温かい気持ちになった。お気に入りの作品を探しつつ、癒やされてみては。 (成田はな)

 ひょうたんらんぷ館の住所は養老町養老公園1283。養老公園入り口駐車場から徒歩10分。入館料100円。不定休で午前9時半~午後4時半。