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【愛知】風鈴に願いを込めて 豊川稲荷でイベント始まる

ジャンル・エリア : イベント | 工芸品 | 愛知 | 神社・仏閣  2021年07月15日

風が吹くたびに境内に涼しげな音色を響かせる色とりどりの風鈴=豊川市の豊川稲荷で

風が吹くたびに境内に涼しげな音色を響かせる色とりどりの風鈴=豊川市の豊川稲荷で

 豊川市の豊川稲荷(妙厳寺)で「ご縁 風鈴まつり」と銘打ち、参拝客それぞれの願いを込めた風鈴を飾り付けるイベントが始まった。木枠に取り付けられた色とりどりの風鈴が、夏の境内に涼しげな音色を響かせる。新型コロナウイルスの影響が長引く中、近隣の人たちは若い世代の来訪による稲荷のにぎわいを期待している。(川合道子)

 閑散期となる夏場にも豊川稲荷に足を運んでもらおうと、周辺の商店主らでつくる表参道発展会が初めて企画した。風鈴は稲荷門前の店舗で購入し、短冊の部分にそれぞれの願い事を書いて稲荷に奉納してもらう。

 「コンコンお願い風鈴」と名付けられた風鈴は全7色。黄色は金運、ピンクは恋愛運、赤は仕事運などそれぞれの色に御利益を授けている。飾り付ける木枠は高さ3メートル、横6メートル、奥行き2.5メートルあり、最大で2000個ほど飾ることができる。

 発展会の久保田久子さん(40)は「ちょっとした願い事を風鈴にのせ、当たり前の日常に感謝の気持ちで飾ってもらえたら。写真映えスポットとして若い世代が訪れるきっかけにもしたい」と期待している。

 市内随一の観光名所となっている豊川稲荷では、コロナ禍で迎えた正月三が日の参拝客が激減。初詣シーズン以外にも訪れてもらおうと、今月22日から豊川青年会議所が企画する夜間参拝イベントも初開催される。稲荷の宇井大顕役寮は「今後も地域と一緒になって、街を盛り上げていきたい」と話している。

 風鈴は1つ1000円で、門前の土産物店「キング堂」と「喜楽」の2店舗で販売している。10月末まで境内の鐘撞堂横に飾られる。(問)発展会(松屋)=0533(86)2825