ジャンル・エリア : サブカルチャー | 展示 | 福井 2021年07月20日
敦賀市とつながりの深いポーランドの文化を知る企画展が、市内の「人道の港 敦賀ムゼウム」で開かれている。現地のマンガやボードゲームなどを、手に取って楽しむことができる。9月30日まで。
マンガ文化が根付いているポーランドでは近年、海外のマンガ市場が拡大し、新興出版社が日本や米国のマンガを翻訳出版している。日本のマンガでは「鬼滅の刃」などアクションものが人気。現地作家による作品展示は、性格が対称的な2人の騎士の物語などかわいらしいタッチが多い。
世界的に有名なグランナ社製のボードゲームは、日本語のルールブックも付いていて、実際に遊ぶことができる。都市やテーマごとにまとまった日本語の観光ガイドも置いた。古都クラクフなどの写真を背景に合成して、あたかも自分が現地を訪れたかのように動画が撮れるコーナーも、22日から設置される。
1920年代、ポーランド孤児が敦賀に上陸している。市は東京五輪・パラリンピックで、同国と事後交流をするホストタウンに登録していることから、五輪開催に合わせて企画。ポーランド広報文化センターなどが展示品を提供した。
担当者は「実物に触れて、ポーランドをより身近に感じて」と話している。休館は水曜と祝日の翌日。入場料は一般500円、小学生以下300円。
(高野正憲)