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【静岡】柔らかなランプの光と欧州風景 湖西でガラス工芸と水彩画展

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 芸術 | 静岡  2021年08月10日

展示されているランプシェードと、水彩画を描いた木村緑郎さん=湖西市駅南の「いちかわ珈琲」で

展示されているランプシェードと、水彩画を描いた木村緑郎さん=湖西市駅南の「いちかわ珈琲」で

 ランプシェードなどのガラス工芸品と水彩画の展覧会が、湖西市駅南の喫茶店「いちかわ珈琲(コーヒー)」で開かれている。31日まで。

 ガラス作品は、工芸家の寺沢彰紘さん(79)=富士宮市=が出品したランプシェードやグラスなど約20点。寺沢さんは、ガラスを扱う会社の社員だったが、「ガラスでものを作る仕事がしたい」と1984年に退社して、創作活動を続けている。

 ランプシェードは、花やキノコをモチーフにした6点。金属ベースの部分も銅や真ちゅうを使って制作し、雰囲気のある光を放っている。動物をモチーフにしたペーパーウエートなども並ぶ。寺沢さんは「柔らかい感じがするランプの光を楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。

 水彩画は、絵画愛好家の木村緑郎さん(69)=愛知県豊橋市=が、ランプシェードに合った作品を出してほしいと依頼を受け、ヨーロッパの街角などを描いた20点を出品。新型コロナ禍以前に訪ねたイタリアやスペイン、フランス、ポルトガルなどの街並みを描いた作品を並べ、「描いた頃を思い出して懐かしかった。早くコロナ禍が収まって海外に行きたい」と思いをはせた。

 午前8時~午後8時。(問)同店=053(577)6780
 (桜井祐二)