ジャンル・エリア : 動物 | 展示 | 石川 2021年08月13日
県内に生息する哺乳類や鳥類を紹介する「100匹のもふもふ展~石川の動物と剥製標本~」が、小松市博物館で開かれている。194体の標本を、間近にじっくりと観察できる。29日まで。
県内で生息が確認されている鳥類125種、哺乳類28種を展示。鳥類はカモなど身近な種類から、県の絶滅危惧Ⅱ類のクマタカ、ミゾゴイなどの剥製もある。哺乳類は、山地や丘陵地など生息する地形ごとに紹介。迫力あるツキノワグマやイノシシも並べた。
昨年県の絶滅認定を受けたヒメクロウミツバメの展示では、輪島市の七ツ島で県内唯一繁殖していたが、人間が持ち込んだネズミ類によって激減したことを紹介している。
担当者は「近づいて細かいところまで見られるのは剥製ならでは。興味を持ってもらえれば」と話す。
午前9時~午後4時。水曜休館。
(井上京佳)