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【石川】ヒマワリ持ち帰って 小松・津波倉町 畑開放、コスモスも

ジャンル・エリア : 石川 | 自然 |   2021年08月25日

ヒマワリを切り取り持ち帰る地元住民=小松市津波倉町で

ヒマワリを切り取り持ち帰る地元住民=小松市津波倉町で

 小松市津波倉町で県内最大級の1万2400平方メートルのコスモス畑を管理している同町環境保全会が、畑の一部に植えたヒマワリを地元住民らに提供している。

 保全会が地元に恩返ししようと、自由に切り取れるよう開放した。ヒマワリが植えられているのは約500平方メートル。13~15日にかけての風雨で一部茎が倒れているが、高さ2メートル弱の立派な花が咲き誇っている。24日朝には1時間で主婦や親子連れ20人ほどが畑を訪れ、持参したはさみで花を切っていた。隣に植えられたオレンジ色のキバナコスモスも摘んでよいという。花の見頃は今月末ごろまで。

 切り取る花を真剣に選んでいた地元の女性は「持ち帰って、家のつぼに飾りたい。家が明るい雰囲気になりそう」と笑顔で話していた。

 保全会はピンクのコスモスの見頃に備えて、9月中旬ごろにヒマワリとキバナコスモスを全て刈り取り、更地にしてベンチを置く予定という。事務局の百井和義さん(70)は「きれいなうちに摘みに来てほしい。整備活動などでお世話になっている地元の方に感謝を伝えたい」と話している。(坂麻有)